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そらのてっぺんなんかつめたくてつめたくてまるでカチカチのやきをかけた鋼 です。 そして星 がいっぱいです。
宮沢賢治 / いちょうの実 ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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夜空
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前後の文章を含んだ引用
そらのてっぺんなんかつめたくてつめたくてまるでカチカチのやきをかけた鋼 です。 そして星 がいっぱいです。けれども東 の空 はもうやさしいききょうの花 びらのようにあやしい底光 りをはじめました。 その明 け方 の空 の下 、ひるの鳥 でもゆかない高 いところをするどい霜 のかけらが風 に流 されてサラサラサラサラ南 のほうへとんでゆきました。 じつにそのかすかな音 が丘 の上 の一本 いちょうの木 に聞 こえるくらいすみきった明 け方 です。 いちょうの実 ......
単語の意味
鋼・刃金(はがね)
鋼・刃金・・・含有する炭素の量を2%以下と少なくし、鍛えて強化した鉄。熱処理によって性質を著しく変化させることができ、多用途。「はがね」の由来は、刃物に用いる金属を意味する「刃金(はがね)」から。スチール。
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空を見ると、氷柱 の枝に星があった
吉川英治 / 八寒道中
あけがた近くの青ぐろいうすあかり
宮沢賢治 / 風の又三郎
日が地上を去って行ったあと、路の上の潦 を白く光らせながら空から下りて来る反射光線
梶井基次郎 / 冬の蠅
夜は萃(人名)に似ている。 昼間思うとかすんでいて、大したことなく思える。でもいざやって来ると、その 闇 の肌ざわりは、 抗えないほど巨大で純粋だ。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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