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るりかが、キャップを閉めた油性ペンを鼻と唇の間に挟んでいる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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手元にあるものをいじる
暇・時間を持て余す
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......オリハから参加します。 そうウソをついてしまおうか、最後まで悩んだ。十四時に訪れるそのときを共有して、そのあとすぐに電車に飛び乗ろうかとも思った。「書けた?」 るりかが、キャップを閉めた油性ペンを鼻と唇の間に挟んでいる。「待ってあと三つくらい」愛子はペンを持った右手をさらさらと動かし、やがて「っハイ、終わり!」と大袈裟にポーズを決めて見せた。「やっと半分かー……」「けっこう急が......
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(両手を)到来の棒鱈 のように手持無沙汰にぶら下げている
夏目漱石 / 吾輩は猫である
貸ビルが建っていて、屋上には電気冷蔵庫の巨大な広告パネルが取り付けられていた。エプロンをつけた30歳ばかりのいかにも貧血症といった感じの女が前かがみになって、それでも楽しそうにドアを開けているおかげで、僕は冷蔵庫の中身をのぞき見ることができた。 フリーザーには氷と1リットル入りのバニラ・アイスクリーム、冷凍海老のパック、二段めには卵のケースとバターにカマンベール・チーズ、ボーンレス・ハム、三段めには魚と鶏のもも肉、一番下のプラスチック・ケースにはトマト、キュウリ、アスパラガス、レタスにグレープフルーツ、ドアにはコカ・コーラとビールの大瓶が3本ずつ、それに牛乳のパックが入っていた。 僕は彼女を待つ間、ハンドルにもたれかかったまま冷蔵庫の中身を平らげる順番をずっと考えてみたが、何れにせよ1リットルのアイスクリームはいかにも多すぎたし、ドレッシングの無いのは致命的だった。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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そこでは時間がおだやかな風のように流れていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
一秒のうちに数分が過ぎ去った奇妙な感覚。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
はしからくるくるとのり巻きみたいに巻いて
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
〈あ――〉 言葉にならない声と一緒に 啜り泣きが漏れた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
聖書をもっている手の拇指がまむしになるほど力を入れて
宮本百合子 / 伸子
暗澹たる光に包まれて時雨がざあと来る
長塚 節 / 土 amazon
「退屈」カテゴリからランダム5
起きぬ頭が綿のように重い
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
猫が鞠 を弄 ぶように
吉川英治 / 治郎吉格子
実際には数秒足らずの時間が、長い時が音を立てて流れつづけたように感じられる
小林久三 / わが子は殺人者 amazon
睡魔が急に脳味噌を蕩かすように襲って来ます。
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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