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まだ昼間の光の名残が漂っている。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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夕方
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前後の文章を含んだ引用
......けて、線路沿いの国道から一本南寄りの細い道に入ると、人のざわめきが急に遠のいてゆく。五月の今の季節なら、純の練習が終わってからプールを出てこの駅に降りる頃でも、まだ昼間の光の名残が漂っている。 砂場と水飲み場だけの公園や会社の独身寮やさびれた感じの産院などを通りすぎると、後は平凡な住宅が続いている。その一本道を、わたしは家にたどり着くまで二十五分も歩......
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落日を見ようとする切なさに駆 られ
梶井基次郎 / 冬の蠅
私はいすにかけた。正面の窓からまっすぐに陽が 射してきて、久しぶりに浴びる朝の光は、体中にしみてくるようだった。そして朝の台所に立つ母の後ろ姿は、すっきりと小さくて、何だか新婚ごっこをしている高校生みたいに見えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
店の外に出ると、夕暮れだった。白いマンションや白い人間達から順に夕暮れの色になっていく。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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