肺の底からため息をつき
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ ページ位置:97% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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前後の文章を含んだ引用
......う泣きやめ。落ち着け。水でも飲めよ」「一体どこの世界に泣きながら人をからかう女がいるの、笑いながら怒る人じゃあるまいし。ちょっと感受性にぶいんじゃないの」 ニは肺の底からため息をつき、私はきらわれるのがこわくなってますます早口になった。「私のことを愛してるんでしょ。こういうことを言うのも私だよ、受け入れてよ」「ちょっと待て。正直言って、おれ......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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ため息・吐息の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
女のかすかな溜息だった。近かった。やはり、息をひそめていたのだ。柔らかい吐息だった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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いろいろなことがなんとなく心細く思えていた私の 瞳 にはその笑顔が、私たちの初めの瞬間を目撃していてくれたさゆりの、耳に小さく光るピアスが、長いまつげが、赤いくちびるの笑ったかたちが、まるで女神様のように力強く見えた。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
その後もケンはたいして内容のないことをつらつらと話し続けた。あのヘッドセットを使いたいだけなのだろうとは彼もすぐに察しはつく。安いボンドカーを周りにアピールしなければ、ケンは落ち着かないのだろう。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
心地よさそうに寝息を立てている。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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男が大きく息を吐く音が聞こえた。深い井戸の底から立ち上るゆっくりと太い吐息だった。それから次に息を大きく吸い込む音が聞こえた。森の樹木のあいだを吹き抜ける烈風のごとく荒々しく不穏だ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
こふっと小さなげっぷ
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
胃の不調からくるゲップ
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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