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誰かが吐き捨ててアスファルトの表面でぺちゃんこになったガム
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:16% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......や鉢、そこに植えられた貧相な植物、飼い猫のにおい、砂埃のにおい、大通りの方から伝わってくる微かな地響き、排気ガスのにおい、黒崎のローファーの靴クリームのにおい、誰かが吐き捨ててアスファルトの表面でぺちゃんこになったガム、スイッチを切らなければ、姉を黙らせなければ、バタンと閉じるドア、走り去る車、姉に何か別のことをたずねなければ、ムーンストーンが揺れる、姉は今も続けているのだろ......
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菓子全般の味、おいしさを伝える表現・描写(和菓子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ポッキーのチョコレートをまず全部舐める。そのあと、雨の日のきりかぶのように水分を含んだプリッツの部分をもぐもぐとする。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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舗道・アスファルトの表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
歩行者用信号が青になるのを待つ。車道を眺める。槿(人名)にはそれが川に思える。視界が狭くなり、光景の彩度が落ち、車道の上を、不定形の波を隆起させ、川が、右から左へとゆるゆる流れていく。歩道との境に設置されたガードレールは、その、緩やかに、たゆたう川が、道を逸れぬように、川べりから溢れぬように、と付きっ切りで見守る役割を果たしている。 川は、時に嵐に勢いを増すとはいえ、それ以外の時には、目立つとも目立たぬともいえぬ水面の揺れとせせらぎをたてる程度だ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
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潰れる・ぺしゃんこの表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
潰れた帽子は麺棒 で延 した蕎麦 のように平たくなる。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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「和菓子」カテゴリからランダム5
カステラ風の茶色い焦げ目。表面の焦げ目が終わって二枚合わさった部分の黄色くて厚いふち
東海林さだお / 鯛ヤキの丸かじり amazon
「道・道路」カテゴリからランダム5
普通の通行人のための路ではないような隘路
梶井基次郎 / ある崖上の感情
二本のレールは太陽の光を鈍く反射させながら、重なりあうように緑の中に消えていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
全く時代とは絶縁された峠の旧道
岡本かの子 / 東海道五十三次
「状態・状況」カテゴリからランダム5
謙作は暴れ馬でも止めるように狭い路次に両手を拡げ、それを 遮った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
長い髪が、ふるえる肩のところで吹きすさぶ強い春風にさらされて踊っていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
めざましい民主主義の抵抗しがたい奔流は、それだけでも武士道の残滓を飲み込んでしまう勢いがある。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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