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落ちかかる日輪はただれたような日中のごみを風にはらわれ、ただ肉桃色にくももいろぼんのように空虚に丸い。
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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夕日・西日
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......みが持つ虚静の美をこの娘は生ける肉体に備えていた。小初は、櫓板の端にすらりと両股りょうまたを踏み立て、両手を前方肩の高さにのばし、胸を張って呼吸を計った。やや左手の眼の前に落ちかかる日輪はただれたような日中のごみを風にはらわれ、ただ肉桃色にくももいろぼんのように空虚に丸い。  ざわざわ鳴り続け出した蘆洲の、ところどころ幾筋も風筋に当る部分は吹きたおれてあわをたくさんかした上げ潮がぎあとの蘆洲の根方にだぶつくのがのぞける。  青海流の作法......
単語の意味
日輪(にちりん)
日輪・・・太陽のこと。お日様。
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ゆっくりと夕暮れが近づいていた。太陽のぬくもりが雲に溶け出していた。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
ゆっくりと、天空は動く。月の光が薄闇に射してくる。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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