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まるで淹れたての紅茶に落とした角砂糖のように、やがて二人の記憶からも溶けて消えてしまう
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
消える
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......った。「愛子は、武道館に立ちたいって、自分で思ったことある?」 ここで話したことはきっと誰にも、それこそ神様にさえ聞かれていない。愛子はそんな気がした。そして、まるで淹れたての紅茶に落とした角砂糖のように、やがて二人の記憶からも溶けて消えてしまう予感もした。「あるよ。思ったことも、行ったこともある」 愛子は、正直に答えた。「やっぱ、すごい?」「やっぱ、すごいよ」 ふうん、と、碧は、自分の顎をひざとひざの......
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背は、高かったと思う。それとも背筋がすっと伸びていて、首が長かったからそう見えたのかもしれない。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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櫛の歯を引くように次々と去って行く
多岐川 恭 / 夢魔の寝床 amazon
ただ右から左に消えてゆく。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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たいした話は覚えていないらしい。記憶の端に残っているという程度
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
「きィよォしー、こォのよォるゥ……」 鼻唄が尻すぼみになった。何であんなやつのことを思い出すのだろう。
浅田次郎 / ろくでなしのサンタ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
今まですっかり忘れていた小さな出来事が、昨日のことのように鮮明な絵で蘇る
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
爪先がアスファルトのくぼみにはまり、転ぶ、と思った瞬間には、もう地面が目の先にあった。顔をぶたれる衝撃があり、体がぐにゃりと回転し、突き刺すような痛みが広がり、視界が回り、そして意識が、途切れた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
我先にとバスに乗り込む小競り合いが続く。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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