TOP > 人物表現 > 人の印象 > 落ち着いた印象の人

TOP > 暮らしの表現 > 人生 > 若返る

TOP > 感覚表現 > 印象 > 上品・洗練されている


カテゴリ検索 単語の意味
(少女になった元老婆)少女の持つ 埃 っぽさ、子供らしい粗っぽさ、不器用さがなく、その代りに六十七歳の体験に支えられた落着きと洗練があるように感じた。先入観もあるだろうが、玄関で足を拭く睦子の動作は、少女の 雑駁 な可愛らしさで私を捉えたのではなく、何気なく行き届いた大人の手の動きで、私を魅きつけていた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 ページ位置:73% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
落ち着いた印象の人 若返る 上品・洗練されている
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
...... 私は茶を入れながらも、目をはなせない思いで何度も少女の方を見た。 目を伏せて動かない睦子は、今までとは画然とちがって、贅肉を払ったような簡潔な美しさがあった。少女の持つ埃っぽさ、子供らしい粗っぽさ、不器用さがなく、その代りに六十七歳の体験に支えられた落着きと洗練があるように感じた。先入観もあるだろうが、玄関で足を拭く睦子の動作は、少女の雑駁な可愛らしさで私を捉えたのではなく、何気なく行き届いた大人の手の動きで、私を魅きつけていた。「ひどいことをしたわ」と少女はいった。「どうした?」 なにか私の助けを借りなければならないことでもしたのかと思った。「あなたによ」 少女は微笑して、短く私を見た......
単語の意味
雑駁(ざっぱく)
足・脚・肢(あし)
洗練・洗煉・洗錬(せんれん)
雑駁・・・まとまりがなく、統一感がないこと。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
洗練・洗煉・洗錬・・・物を洗ったり練(ね)ったりして仕上げるように、文章や人格などを美しく磨かき整えること。磨き上げて、全体として無駄のない出来ばえに仕上げること。垢抜けたものにすること。
ここに意味を表示
落ち着いた印象の人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
若返るの表現・描写・類語(人生のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
上品・洗練されているの表現・描写・類語(印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
面長の上品な顔立ちで、とりわけ真直ぐに伸びた 鼻梁 は高貴な印象を与える。
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ鼻の大きさ・高さ上品・洗練されている
このカテゴリを全部見る
「印象」カテゴリからランダム5
山全体が夢見るような多彩な美しさでした。
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ美しい・きれい絶景・美しい風景
かわいいは権力、ださいは死刑。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
「人の印象」カテゴリからランダム5
「人生」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
印象 の表現の一覧 
人の印象 の表現の一覧 
人生 の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分