車窓を擦過する木の枝葉は、あわてものの鳥の翼のような音をさせ
三島由紀夫 / 真夏の死 作品を確認(amazon)
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草木のざわめき
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単語の意味
擦過(さっか)
擦過・・・かすること。ものの表面を薄く触って通り過ぎること。
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草木のざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
担いだ竹が、尻尾のように葉音を鳴らしながらついて来る
伊集院 静 / 三年坂 amazon
樹々の葉が砂のように乾いた音をたてて鳴っています。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
梢の悲鳴が渦巻く白い闇の奥で甲高く鳴る
日野 啓三 / 抱擁 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
隅の方で誰か怒った声を出した。時化にとぎれて、それが片言のように聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船
左右の耳をはすに切って、息を凝 らす。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「植物」カテゴリからランダム5
赤や黄の数珠玉(じゅずだま)みてえな実
森 敦 / 初真桑「月山・鳥海山 (文春文庫 も 2-1)」に収録 amazon
福寿草があちこちに黄色い毬(まり)のように群がって咲く
原田 康子 / 挽歌 amazon
花はもう散って、ただ羽毛のように葉をつけたしなやかな枝
福永 武彦 / 草の花 amazon
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