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非常にくたびれているような気がする。体の 芯 まで重いのである。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感
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前後の文章を含んだ引用
......一と切る。これがコリロス法だろう。ぼくのはねえ、空洞の形と灌注気管枝の方向に注意して──」 勝呂は礼をして部屋を出た。廊下の窓にしばらく顔をあてていた。なぜだか非常にくたびれているような気がする。体の芯まで重いのである。長靴をはいた病院の老小使が地面を掘りかえしていた。その上には瘤だらけのポプラの梢が風にゆれている。シャベルで黒土を掘りかえし、掘った土を傍らに捨てる。単調な動作......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
何か懸案の大仕事をなし遂げた時のような快い疲労
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
非常にくたびれているような気がする。体の 芯 まで重いのである。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
疲れが、じくじく水を吸うよう海綿のように僕の内部でふくらむ
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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まるで月光の滴りでも落してやるかのように病人の口の中へその水の滴を落してやった。
横光 利一 / 時間 amazon
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