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そこにねむりますと、ざあざあいていた風が、だんだん人のことばにきこえ、やがてそれは、いま北上きたかみの山の方や、野原に行われていた鹿踊りの、ほんとうの精神を語りました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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風の音
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 そのとき西のぎらぎらのちぢれた雲のあいだから、夕陽ゆうひは赤くななめにこけの野原に注ぎ、すすきはみんな白い火のようにゆれて光りました。わたくしがつかれてそこにねむりますと、ざあざあいていた風が、だんだん人のことばにきこえ、やがてそれは、いま北上きたかみの山の方や、野原に行われていた鹿踊りの、ほんとうの精神を語りました。  そこらがまだまるっきり、丈高たけたかい草や黒い林のままだったとき、嘉十かじゅうはおじいさんたちと北上川の東から移ってきて、小さな畑を開いて、あわひえをつくっていました。  あるとき嘉十は、くりの......
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