日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 室内のようす > 室内に差し込む光

暗くすると、どこの窓からかよその光が反射で薄明かりを起こしている

幸田文 / 流れる　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

室内に差し込む光

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

単語の意味

薄明かり（うすあかり）

薄明かり・・・かすかにさす光。日の出前や日没後に、空がほのかに明るいこと。

ここに意味を表示

室内に差し込む光の表現・描写・類語（室内のようすのカテゴリ）の一覧ランダム５

浅緑のリノリュームが、室の二方を張った硝子窓（ガラスまど）から射（さ）し入る初夏近い日光を吸っている。

岡本かの子 / 母子叙情関連カテ床・人工の地べた室内に差し込む光

地下倉のなかに夕暮は微細な霧のようにしのびこんでくる。

大江健三郎 / われらの時代　amazon関連カテ夕方室内に差し込む光

窓から陽射しが射し込んでいて、床には四角い日だまりができている。

川ぞいの窓から薄陽が差し込んで、そのおぼろな光がひそやかに店の底で澱よどんでいる。

宮本輝「道頓堀川（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ朝日・朝の光室内に差し込む光

（部屋の中に夕陽が差し込む）ベッドや寝椅子や、クロゼットなどが濃い影を作る。それらの影は時間の経過につれて段々と長くこちらの足許に伸びて来る。

山田詠美「新装版　ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ夕日・西日室内に差し込む光

このカテゴリを全部見る

「室内のようす」カテゴリからランダム５

中へ入ると、板石を敷きつめた入れこみに、厚さ五寸の欅の一枚板の大きな食卓が三つ。それを、つくりつけの腰掛けがぐるりとまわっている。

池波正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ店内の雰囲気料理屋

話が途切れ、居心地わるくなった。

宮本百合子 / 伸子関連カテ黙る・沈黙居心地が悪い

一枚の額縁の中の絵のよう

木の鎧戸がついた小さな窓には親密な黄色い明かりがともり

村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録　amazon

芝生を敷きつめた立派な庭

村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録　amazon

「晴れ・曇り」カテゴリからランダム５

動きの多い空の雲の隙間（すきま）から飴色（あめいろ）の春陽が、はだらはだらに射（さ）し下ろす。

岡本かの子 / 雛妓関連カテ春の日差し・光雨上がり・晴れ間がのぞく雲の流れ強風・暴風

燃えるような日差しに輝いている雲

関連カテ日差し・太陽光雲

目の奥まで射し込んでくる白い光

真夏の海岸のように陽にさらされた窓辺

吉本ばなな / 哀しい予感　amazon

雨はすっかりあがり、厚い雲もところどころで切れめを見せはじめていた。そんなすきまから綺麗な半月が時折姿を見せて、草原の風景をくっきりと浮かびあがらせていた。それはサーチライトに照らし出された深い海の底のように見えた。

村上春樹「羊をめぐる冒険」に収録　amazon関連カテ月の光・月明かり草原・芝生雨上がり・晴れ間がのぞく

同じカテゴリの表現一覧

室内のようすの表現の一覧　

使われていない部屋・部屋主がなくなった部屋

晴れ・曇りの表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分