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肩あたりの上掛けをかき寄せる無邪気な仕草、すでに眠りの世界に入りつつある、ほんのり笑みの浮かぶ愛らしい口元、耳のあたりのくるんと巻いたくせ毛、閉じた瞳をいろどる長く濃いまつ毛。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......掛け椅子。 お気に入りの品々に囲まれ、肌触りの良い生成り色の上掛けに包まれ、愛する男に髪を撫でられながら目を閉じ、柔らかい足の裏がなにもないシーツの合間を掻く。肩あたりの上掛けをかき寄せる無邪気な仕草、すでに眠りの世界に入りつつある、ほんのり笑みの浮かぶ愛らしい口元、耳のあたりのくるんと巻いたくせ毛、閉じた瞳をいろどる長く濃いまつ毛。ベッドに座る男の襟のついたパジャマ、私を見守る優しげな瞳、もう一度私に触れようとする血管の浮いた手。無意識にその手を避けるように寝返る私の細い後ろ首、乱れた後ろ......
単語の意味
無邪気(むじゃき)
無邪気・・・素直で悪気がなくかわいらしいさま。偽りやたくらみがなく心が綺麗なさま。
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寝顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
子供の寝顔で眠っていた。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
君、今、すごくきれいな夢見てたでしょう。」 「うん、どうして? 寝顔がきれいだった?」
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は心を静め、目を閉じて眠りについた。意識の最後尾の明かりが、遠ざかっていく最終の特急列車のように、徐々にスピードを増しながら小さくなり、夜の奥に吸い込まれて消えた。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
海に沈んでいくみたいに眠ってしまった。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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眠っている姿の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
口をあいて太平の空気を夢中に吐呑 している。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
あれ程の物凄い、息苦しい声を立てて泣き狂った人間とは、どうしても思えないその眠りようの平和さ、無邪気さ……
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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ぼくは、急に頭のうしろが重たくなり、その重さに負けて、ぼくの体はゆっくりと宙返りをうち、そのまま頭を下に、さかさまになって、深い眠りの海へ沈んでいった
三浦哲郎 / ユタとふしぎな仲間たち amazon
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