三段重の御節は確かに見事なものだった。見た目もさることながら、詰め合わされた一品一品に気迫のようなものが感じられる。
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おせち料理
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単語の意味
さる事ながら(さることながら)
見た目(みため)
さる事ながら・・・それは当然だが、それ以外にも・・・。
見た目・・・外部から見たときの、そのものの印象。外から見た感じ。外観。外見。
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おせち料理の味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
見事なお節料理に圧倒された。それは手のこんだきらびやかな工芸品のようで、食べ物には見えなかった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
おせちは、伝統とか、儀式とか、由来とか、そういうものの上にアグラをかいていい気になっているような気がする。 四段重ねで十二万円のおせち料理さえあるという。 おせちは、明らかに時代とズレてきているようだ。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 amazon
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「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
私は、吸い物椀を手に持った時の、掌(てのひら)が受ける汁の重みの感覚と、生あたたかい温味(ぬくみ)とを何よりも好む。それは生れたての赤ん坊のぶよぶよした肉を体を支えたような感じでもある。
谷崎 潤一郎 / 陰翳礼讃 amazon
掻き交ぜ過ぎた和えものは、お白粉を塗りたくった顔と同じで気韻は生動しない。
岡本 かの子 / 食魔 amazon
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