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外はすっかり夕暮れだった。  街中の 全てがオレンジに沈んで、ごちゃごちゃして見えた。ゆく雲は蛍光色にふちどられ、西へ向かって幾重にも重なり進んでいた。すごい美しさだった。  まるで別の星に来てしまったような、珍しく透明で赤い夕焼けだった。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:64% 作品を確認(amazon)
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夕方
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前後の文章を含んだ引用
......変だな、と智明は思った。それはほんのちょっとしたしぐさだったけれど、その後姿はまるでうんと悲しいような、遠く海の向こうにある故郷を見るような感じだったからだ。 外はすっかり夕暮れだった。 街中の全てがオレンジに沈んで、ごちゃごちゃして見えた。ゆく雲は蛍光色にふちどられ、西へ向かって幾重にも重なり進んでいた。すごい美しさだった。 まるで別の星に来てしまったような、珍しく透明で赤い夕焼けだった。「きれいね。」馨は言った。白い歯が夕風によく映えた。「ごめんね、急に実家に連れ込んだりして。でも母は気さくな人だから、全然気にしないでね。」「いや、俺は気にしな......
単語の意味
夕焼け(ゆうやけ)
蛍光(けいこう)
夕焼け・・・大陽が沈む時、西の空が赤く染まったように見えること。太陽の光が、昼間より長い距離、空中を通って来るため、波長の短い青色の光は散乱し、波長の長い赤色や黄色の光だけが、地上に到達することで起こる現象。
蛍光・・・1.蛍の光。ほたる火。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
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まだ暮れきらない。昼の光が空に漂っている。電飾の鈍い明滅。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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瓦斯ガス(燈)の光が段々に間が抜けて来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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