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それは気むずかしそうな、非常に憂鬱な顔だった。心が楽しむ事の決してないような顔だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:39% 作品を確認(amazon)
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憂鬱な表情
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前後の文章を含んだ引用
......五十余りの蝮のお政であった。 絵看板をはずしに来た若い男が、挨拶をすると、お政はちょっと顔をあげて点頭いた。ちょうど電燈の下で謙作はその顔をよく見る事が出来た。それは気むずかしそうな、非常に憂鬱な顔だった。心が楽しむ事の決してないような顔だった。 彼は蝮のお政については何も知らなかった。長い刑期を神妙にして、そして悔い改めた事を認められ、何かの機会に出獄して、そして、今は生活の為に一座を組織し、旅から旅......
単語の意味
憂鬱(ゆううつ)
憂鬱・・・気分が落ち込んだ状態。重苦しい気分。メランコリー。
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憂鬱な表情の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
それは気むずかしそうな、非常に憂鬱な顔だった。心が楽しむ事の決してないような顔だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
彼女の顔に青いメランコリヤが、湖の面を走る雲の影のように動いて行った。
池谷 信三郎 / 橋 amazon
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「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
目の前にこまかい虫でもうるさくちらちらしているように顔をしかめる
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
憎みながらも、愛想笑いを忘れなかった。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
北の国の海を見るような暗い表情
大仏 次郎 / 冬の紳士 amazon
(足取りは)まるで鎖にでも繋がれているのを引きずって行くように重かった
島崎藤村 / 新生 amazon
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