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残暑の 陽 が流れこむ二階の病室
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:43% 作品を確認(amazon)
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室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......れたいですし、彼との結婚生活も、一つのことを除いてはこの手記に関係もありませんから詳しくは書かないようにしましょう。ただわたしがあの頃あの男のことで思いだすのは残暑の陽が流れこむ二階の病室で縮みのシャツと膝まであるステテコを着て横になっていた彼の姿です。背が低くて下腹のつき出たこの人はひどく汗かき性で、いつも暑がっていました。その汗を拭いてやるの......
単語の意味
残暑(ざんしょ)
残暑・・・立秋が過ぎても残る暑さ。
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室内に差し込む光の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
午後四時をまだ過ぎたばかりなのに大部屋の中はうす暗く、ミツは窓から洩れる僅かな微光を探しながら本の頁をめくった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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畳の上では何か焼いた跡らしく、点々と畳が焦げていて
林芙美子 / 新版 放浪記
(モデルルーム)家はこんなに綺麗じゃない。広くもない。物がいろいろあって、住むとなると、なかなかこんな風にはすっきりとはいかない
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
鍵のように折れ曲った廊下
平林 たい子 / 施療室にて「こういう女・施療室にて (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
黒光りのする豪快な柱と梁に抱きすくめられた、ひろい土間の囲炉裏に赤々と炭が燃えて
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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黎明 の薄い光が射し込む
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
小屋を出ると草原も、さっき身をかくした林も金色の光にかがやき、樹々の葉が砂のように乾いた音をたてて鳴っています。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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