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「おい」 声を掛けて布団を軽く揺すったが、寝息が途絶えただけで目を醒ます気配はない。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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熟睡・ぐっすり眠る
眠っている姿
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前後の文章を含んだ引用
......ら妻の泰子の寝顔を窺った。 泰子は麻酔にかかった患者みたいに口をなかば開いて、コウ、コウと荒い寝息を立てて眠っている。唇から一筋よだれが漏れて枕を濡らしていた。「おい」 声を掛けて布団を軽く揺すったが、寝息が途絶えただけで目を醒ます気配はない。 洋介は起きあがり、隣室へ行って洋服簞笥の小引出しに手を掛けた。 引出しには堅く鍵が掛かっていて、開かない。洋介は戸惑うように目をすぼめ、それから衣裳ケースのド......
単語の意味
覚ます・醒ます(さます)
寝息(ねいき)
覚ます・醒ます・・・意識をハッキリした状態に戻す。心や気分を正常な状態にする。
寝息・・・眠っているときの息(=呼吸)。また、その音。
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熟睡・ぐっすり眠るの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
鉛の板のように重苦しく眠り込んでいた
岡本かの子 / 巴里祭
死んだように深く眠った。
太宰治 / 走れメロス
ドロドロに崩れた白い液体のように、一切を休めて眠っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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眠っている姿の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
畳に髪を広げて眠りに落ちていく私たちはスイッチを切った眠り人形みたい
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
折れた鉛筆のようにごろりと眠る。
林芙美子 / 新版 放浪記
眠ってしまった。片手をソファの外へぶらりと垂らしたまま。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
前後不覚に寝ている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
毛布を鼻の下まで引き上げた。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「安心する」カテゴリからランダム5
重苦しい泥濘のような眠り
椎名 麟三 / 永遠なる序章 amazon
自分の気持がかなりまとまっていたのを知り、それ以上まとまってゆくのを感じた。
梶井基次郎 / 泥濘
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
夢というものは、人間の全身が眠っている間に、その体内の或る一部分の細胞の霊能が、何かの刺戟で眼を覚まして活躍している。その眼覚めている細胞自身の意識状態が、脳髄に反映して、記憶に残っているものを吾々は「夢」と名付けているのである。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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