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六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時 は呼吸 をするのさえ忘れていた。
芥川龍之介 / 羅生門 ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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好奇心・興味を示す
「恐怖」 + 「他の感情」
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前後の文章を含んだ引用
......である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片 を持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。 下人は、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時 は呼吸 をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「頭身 の毛も太る」ように感じたのである。すると老婆は、松の木片を、床板の間に挿して、それから、今まで眺めていた死骸の首に両手をかけると......
単語の意味
好奇(こうき)
好奇・・・珍しい物ごとやまだ知らないことに強い興味や関心を持つこと。また、そのさま。
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知らないことは知りたい。そう思う。じりじりするほどそう思う。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
心を、かゆがらせる。
太宰治 / 人間失格
本当ならば、意識の網の目からこぼれ落ちてゆくはずの彼女たちが、視界の隅に引っ掛かってしまう。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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春の夜のような心のときめきを感じている
梶井基次郎 / のんきな患者
葉子の心臓は思わずはっと処女の血を盛 ったようにときめいた。
有島武郎 / 或る女
一度生血の味をしめた虎 の子のような渇欲が葉子の心を打ちのめす
有島武郎 / 或る女
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姉さんは愛情という名前のクモの糸をはりめぐらして、しだいに僕を追い込み、思う通りにする。
よしもとばなな / 姉さんと僕「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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