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最初の二週間はどうしていいか分からないことばかりで、くたくたに疲れた。重労働はしていないはずなのに、筋肉の芯が凝り固まって身体が重かった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感
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前後の文章を含んだ引用
......壊れるか、壊れそうになっていた。トイレの小窓にはひびが入り、勝手口のドアノブは半分取れかけ、食器戸棚の上にあるラジオは、いくらスイッチを押しても鳴らなかった。 最初の二週間はどうしていいか分からないことばかりで、くたくたに疲れた。重労働はしていないはずなのに、筋肉の芯が凝り固まって身体が重かった。どんな派遣先でも、仕事のリズムをつかむまでは苦労するものだが、博士の場合は特にひどかった。普通は雇い主にあれをしなさい、これはしてはいけないと指示されているうち......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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死んだようにぐったり
林 芙美子 / 浮雲 amazon
胴体を荒繩でくくりあげて、空高く起重機で吊りさがりたいような疲れを感じる。
林芙美子 / 新版 放浪記
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力以上にはりきって居た凧の糸がフッツリ断れたように生存の意志を喪失した老将軍
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
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今夜のビールは、ビールの味がほとんどしない。歯医者でステンレスのヘラを舌に押し当てられたときのような、味とも感触ともつかないものが口の中いっぱいに広がる
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
腐った茄子のようにブシ色に腫れ上がった顔
藤枝 静男 / 或る年の冬 或る年の夏 amazon
神秘な生命力を流し込まれるかのように、見る見る元気になる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
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