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大きなユーカリ樹が黒い姿を夕暮の空気の中にはっきりと印している
野間 宏 / 哀れな歓楽「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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薄暗い
夕方
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前後の文章を含んだ引用
......しまったあとらしく、周囲には兵隊の姿は見当らなかった。内側に鉄板をはった高い塀がつづき、その上にほのぐらい灯のともった長細い部隊本部の兵舎が見えていた。そして、大きなユーカリ樹が黒い姿を夕暮の空気の中にはっきりと印している真横の表門の哨舎の前に、表門歩哨が、左右に気を配りながら、銃をたてて、突っ立っているのがみられた。 三人の兵隊は急ぎ足で、表門にちかづいて行った。彼等はうす寒い......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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ほのぐらい空間をすかせて白い彼女の顔が彼の前に浮いている。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
高い重そうな建物が闇のなかにうすぐろくういて(いる)
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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暮色に包まれて黒ずんでいく競技場
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
丸の内の街道を通ってゆくらしい自動自転車の爆音がきこえていた。 この町のある医者がそれに乗って帰って来る時刻であった。
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太陽はもうよほど西に外 れて、十本ばかりの青いはんのきの木立の上に、少し青ざめてぎらぎら光ってかかりました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり
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村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
朝の風が夜の淀んだ空気を騒がし始める
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
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