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(コンサート)ホールは昨日とは雰囲気が違った。昨日の、ひっそりした森のような空間も好きだが、多くの人でにぎわう今日はいきいきと葉を茂らせた森の夏を思わせる。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
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騒がしい・ざわめき コンサート会場
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前後の文章を含んだ引用
......から、羊から、ピアノから、たくさんの砂が押し寄せてきて、僕は溺れそうになりながら、それを一粒でもつかもうと必死だった。 仕事を定時で上がって、ホールへ向かう。 ホールは昨日とは雰囲気が違った。昨日の、ひっそりした森のような空間も好きだが、多くの人でにぎわう今日はいきいきと葉を茂らせた森の夏を思わせる。 年齢層は高めだ。きちんとした服装をしている人が多くて気後れしそうになるが、この人たちもみんなピアノが好きなのだと考えたら、やっと気が楽になった。「あ」 見知っ......
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騒がしい・ざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ちょっとした炊き出し現場のような騒ぎ
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
隣りあったもの同士、てんでなさんざめきが起きる
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 amazon
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コンサート会場の表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(ギターコンサート)《黒いデカメロン》の一曲目〈戦士のハープ〉が、緊迫した、ほとんど魔術的なほどに広大な二オクターヴの跳躍で始まると、会場はもう、つい今し方までとは別の空間になっていた。反復的な旋律が次第に空気を濃くしてゆく中で、ギターの長音が、会場の最も遠いところにまで何にも遮られることなく、真っ直ぐに伸びてゆく。この曲をよく知っている者、知らない者が、それぞれに、その 縹渺 たる響きに驚いた。  それがまるで一つの予告であったかのように、蒔野はその後、一曲ごとに、とても同じ一本のギターで弾いているとは思えないほどの多彩な表現で、次々と、新鮮な音楽的風景を現出させていった。  かつての一分の隙もない、あまりに完璧に律せられた世界とも違って、今はむしろ、音楽そのものに少し自由に踊らせて、それを見守りつつ、勘所で一気に高みへと導くような手並みの鮮やかさがあった。それもまた、長い〝スランプ〟の果てに、彼に生じた一つの変化だった。  聴衆の感嘆は、楽曲が終わる度に拍手に熱を加えていった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ演奏する・楽器を鳴らすギター・バイオリン・弦楽器コンサート会場
洋子がホールに到着した時には、既に客席の人の潮は満ちつつあった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
木々の葉のささや
岡本かの子 / 母子叙情
金属的な冷たい残響を耳の奥底に曳(ひ)く
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
「店・施設」カテゴリからランダム5
ベルトコンベヤーは沈黙の帯のように、しんと静止していた。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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