立っているのが苦しいほどの 眩暈 を覚えた。
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
(心理的に)衝撃を受ける
目まい
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......子でした」「去年の秋とおっしゃったけど……?」「えーと、去年の十月七日ごろでしょう。生まれたのがその日ですから。なにか?」「いえ、なんでもありません」 真樹子は立っているのが苦しいほどの眩暈を覚えた。「では、また後ほどお邪魔するかもしれませんが、ありがとうございます。万一、神崎初江がまた立ち寄ったらご連絡ください」 刑事が立ち去るのももどかしく真樹子は子ども......
単語の意味
暈(かさ)
暈・・・1.光の輪。ときどき太陽を囲うようにできるドーナツ形の光。また、その現象。ハロ。
2.疲れたときに目の周りに出てくる黒いあざのようなもの。「暈」で「くま」とも読む。
2.疲れたときに目の周りに出てくる黒いあざのようなもの。「暈」で「くま」とも読む。
ここに意味を表示
(心理的に)衝撃を受けるの表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼女が強いショックを受けたのは明らかだった。唇は開いたまま硬直し、眼を盛んにしばたたかせて、喜怒哀楽のどれにも属さない表情を見せた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
内臓がぶれるほど、重い衝撃が突きあげた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
目まいの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私はそっと、月に鏡をかたぶけて見た。眉を濃く引いた私の顔が渦のようにぐるぐる廻ってゆく
林芙美子 / 新版 放浪記
それはちょうど揺れる船から下りて、強固な地表に立った時に感じるのと同じ種類の残存感だった
村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート(タクシーに乗った男) amazon
眼がぐらぐらして動けなくなった
夏目漱石 / 吾輩は猫である
このカテゴリを全部見る
「驚き」カテゴリからランダム5
裂けるほど目を見張って
有島武郎 / 或る女
「感動」カテゴリからランダム5
巨大なホールでやったかのような拍手と 喝采 が彼女を包んだ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
博士は今初めてその美しさに気づいたとでもいうかのような驚きに打たれていた。王の前で跪く、従者のようでもあった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
「その他の気分」カテゴリからランダム5
心の支えがガタンと取り去られたように、気力がもうない
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
けむりか霧のやうな白いぼんやりしたもの
宮沢賢治 / ひかりの素足
人々は家畜のようにおとなしく
石坂 洋次郎 / 颱風とざくろ amazon
身体じゅうの血管が腫れ上がって脈打ち、何か話しかけてくる陣治の声が厚い膜の向こうから聞こえる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
羊男の思考のリズムはどことなく不均一で、それが部屋の空気をのばしたり縮めたりしているように感じられた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
驚き の表現の一覧
感動 の表現の一覧
その他の気分 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ