TOP > 食べ物表現 > 和食・日本料理 > 田楽(料理)
青竹の串 に差した田楽の豆腐に塗ってある味噌 に木の芽が匂 った
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:92% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
田楽(料理)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......は便利だろうという実業家の心尽しだった。稚子髷 に振り袖 の少女の給仕が配膳 を運んで来た。 K・S氏はそこで出た料理の中で、焼蛤 の皿に紅梅の蕾 が添えてあったことや、青竹の串 に差した田楽の豆腐に塗ってある味噌 に木の芽が匂 ったことを想 い出して話した。 「日本人は実に季節の自然を何ものにも取り入れることがうまい」 逸作はまた彼の友が、K・S氏はさすがに芸術家だけあって、西洋人にしては味覚......
ここに意味を表示
田楽(料理)の表現・描写・類語(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
青竹の串 に差した田楽の豆腐に塗ってある味噌 に木の芽が匂 った
岡本かの子 / 母子叙情
このカテゴリを全部見る
「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
味噌のコクも砂糖の甘みも最初は主張しないのだ。自分は脇役と心得て、控えめに素材に寄り添っている。どんな味だい、はっきりおし、と迫れば際限なく逃げる。逃げられれば追うのが人情。追うほどに深みにはまる。気が付けば味噌どぶどろの底なし沼。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
ただ茹でただけの卵の白球を通しておでんの汁が染み込んでいる球はいつ食べても間違いがない。
吉田 健一 / 私の食物誌 amazon
同じカテゴリの表現一覧
和食・日本料理 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ