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音のない息を吐く

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ため息・吐息

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ため息・吐息の表現・描写・類語（嫌いのカテゴリ）の一覧ランダム５

それから彼は、しばらくベランダを見つめていたあと、ソファに突っ伏してゆっくり頭を振った。胸に溜まっていた息が大きく抜けていった。

平野啓一郎「ある男」に収録　amazon関連カテほっとする・緊張を解くため息・吐息

溜め息をつき首を振った。首を振ってどうなるというものでもないけれど。

気落ちしたような吐息をつき

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテがっかり・落胆するため息・吐息

煙草を手に取って火を点けると、溜息と一緒に煙を吐き出し

村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテため息・吐息タバコ

大きな息遣いが聞こえた。尾畑小枝子の漏らしたため息だった。

翔田寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録　amazon

「嫌い」カテゴリからランダム５

石井好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録　amazon関連カテ嘆く舌打ち

老人は猿のように顔をしかめて

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon

返事の代り太い吐息をついた。

宮本百合子 / 伸子

「安心する」カテゴリからランダム５

女のような声ではあったが、それに強い信念が籠（こも）っていたので、一座のものの胸を、暗黒な前途を照らす光明のように照らした。　

森鴎外 / 阿部一族関連カテ力強い声・力を入れて言う心強い

関連カテ安心する冷静・落ち着く

林芙美子 / 新版　放浪記

「呼吸」カテゴリからランダム５

深い海底からようやく浮かび上がってきた人のように、大きく息を吸い込み、それを吐き出した。身体中の空気を丸ごと入れ換えるみたいに。

村上春樹 / 1Q84 BOOK 3　amazon

肺をいったん空っぽにし、少し時間をおいて新しい空気で満たした。冷ややかな空気が無数の棘となって、胸を内側から刺した。

村上春樹 / 1Q84 BOOK 3　amazon関連カテ冬深呼吸・大きく息をする

腹の底から雲井を鼻の孔（あな）まで吐き返す。途中で煙が戸迷（とまど）いをして咽喉（のど）の出口へ引きかかる。先生は煙管（きせる）を握ってごほんごほんと咽（むせ）び返る。

夏目漱石 / 吾輩は猫である関連カテタバコ咳をする・咽ぶ・喉が鳴る

肺がふいごのように音を立てて収縮しながら新鮮な空気を吸い込んでいる。

白樺のしおりを鼻にくっつけると、香ばしい山の匂いがする。

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ嗅ぐ・におってみる本

「感動」カテゴリからランダム５

こみ上げてくる

感慨をこめる

関連カテ感動する感心する

安堵の吐息をつき

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテほっとする・緊張を解くため息・吐息

意識はばらばらになってしまった。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon

惚れられるという予言と、偉い絵画きになるという予言と、この二つの予言を馬鹿の竹一に依って額に刻印せられて

太宰治 / 人間失格

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