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受話器を置くと、室内の静けさはくっきりと輪郭を持って押し寄せてきた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
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室内(空間)が静か
電話を切る・終話
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......ね、起こしてごめん。また電話するわ。」「時差調べてからね。」「わかったわよ。不幸な不倫の恋にだけは気をつけてね。」 姉は笑った。はいはい、といって私は切った。 受話器を置くと、室内の静けさはくっきりと輪郭を持って押し寄せてきた。一日が始まる前の青。 私は気になったのでベッドをおり、机の下の開き戸を開け、そこにあるめったに開けない箱を開けた。一冊の古びたペーパーバック「N・P」と、バイン......
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室内(空間)が静かの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
会場は真夜中の墓場のように静まりかえった。
井上 ひさし / ブンとフン amazon
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電話を切る・終話の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ぷつんと電話が切れた。あまりにも唐突な切れ方だった。受話器を置いたのではなく、指でスイッチ・ボタンを押したのだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
まだ話していたい気持ちに軽くピリオドを打つように受話器を置く
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
鐘の音が渡良瀬川の川面を越えて鳴り響いた
城山三郎 / 辛酸 amazon
先ほどから人の声が自分の 耳朶 をかすめていることに気づいた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
クリスマス・ソングのテープはそこで終わり、かたんという音ともに沈黙がやってきた
村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート(タクシーに乗った男) amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
大きな鳥が翼を羽ばたかせたように、ズボンが空中に舞い上がる
福永 武彦 / 草の花 amazon
「電話」カテゴリからランダム5
(国際電話)時差のことを思うと、いつも不思議な気分になる。かろうじてつながっているそのラインを、貴重に思う。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
(電話の内容に立て続けに驚く)「どうして?」と僕はまたびっくりして言った。世界中の女が僕をびっくりさせるために電話をかけてきているみたいだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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