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夜はまだ完全に明けきらず、これから昇る太陽が、東の空を 萌葱色に染めている様は言葉を忘れてみとれてしまうほど美しい。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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夜明け
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前後の文章を含んだ引用
......得することだ。それは、水原に残された最後の難関といっていい。第七章 リフト・オフ 1 佃と山崎を乗せた車は、山間の道路をすでに一時間近くも走行していた。夜はまだ完全に明けきらず、これから昇る太陽が、東の空を萌葱色に染めている様は言葉を忘れてみとれてしまうほど美しい。 年が明けた一月七日の朝だった。 四輪駆動車のハンドルを握っているのは帝国重工の浅木だ。向かう先は、茨城県の山中に新しく建設された同社試験場。この日、その試験場......
単語の意味
萌黄・萌葱・萌木(もえぎ)
見とれる(みとれる)
萌黄・萌葱・萌木・・・芽吹いたばかりの草木、春に萌え出る草の芽の色。やや黄色みがかった緑色。
見とれる・・・あるものに心引かれて、ぼーっと見る。素敵なものに我を忘れて見入る。「見惚れる・見蕩れる」とも書く。
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窓越しにマロニエの街路樹の影が、銀灰色の暁の街の空気から徐々に浮き出して来た。
岡本かの子 / 母子叙情
夜は 殆 んど明け放れていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
夜が少しずつあけはじめてきた。今まで闇の塊だったこの囲いにもほの白い光がかすかに差しはじめた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
舟の家が朝焼けの中で暗く沈んでいた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
小さい畠の彼方の栗の木には、だんだんと傾いて行く日足が、黄色い灯を点したようにしずかにさしている。
鈴木 三重吉 / 桑の実 amazon
ある夕方、薄い硝子のように危く光る、消える直前の日射し
中村 真一郎 / 遠隔感応 amazon
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