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音と音が転がって、絡みあって、きらきらした模様をつくる、和音のピアノ。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:73% 作品を確認(amazon)
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ピアノ・鍵盤楽器
演奏する・楽器を鳴らす
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......。「光のようで、森のようで――うまく表現できないですけど」 隣を歩く柳さんが、前を見たまま言う。「和音ちゃんのことだろ」 うなずいた。正確には、和音のピアノだ。音と音が転がって、絡みあって、きらきらした模様をつくる、和音のピアノ。「よかったなあ」 しみじみと、柳さんが口にする和音への祝福。「ほんとうによかったです」 僕が呼ばれた意味がわかった。和音は決意を見せたかったのだ。精いっぱい胸を......
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ピアノ・鍵盤楽器の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ピアノを弾いている女の子をぼんやりと眺めていた。彼女は二十歳前後で、肩までの厚ぼったい髪をケーキにのせたホイップ・クリームみたいにきちんとセットしていた。リズムに合わせて髪は気持良さそうに左右に揺れ、曲が終るとまたまんなかに戻った。そして次の曲が始まる。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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演奏する・楽器を鳴らすの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(打楽器の演奏)時間をいったん分割して細かいフラグメントにし、それを組み立てなおし、有効な音列に変えていく
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
自分の家のある方向を指さそうとしたが、いったいそれが正確にどちらの方向に位置しているのか僕にはわからなくなっていた。奇妙な角度に折れまがった曲り角をいくつも通り抜けてきたせいだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
病室に響き渡るような大きな声で泣いていた
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
「音の響き」カテゴリからランダム5
頭上でさわさわと桜が鳴いた。あたしの一人勝手なおしゃべりや思いつきを笑っているようにもおもしろがっているようにも聞こえる。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
こもるともなき雨の音が、部屋の内にこもっている
池波 正太郎 / 剣客商売 amazon
見えない声が不明瞭になにか答えている。
梶井基次郎 / 冬の蠅
乱軍のような足音が甲板に沸き立つ
本庄 陸男 / 石狩川 amazon
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