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(素晴らしい演奏)細部が全体を活気づけ、また全体が細部に於いて生き生きと精彩を放っていた。通人ほど退屈するアランフェス協奏曲の第三楽章でさえ、きびきびとした音符の筋肉の 陰翳 まで見えそうな躍動感で、誰が弾いてもなかなか立派に聞こえないこの難物も、こんなに良い曲だったろうかと、これ見よがしに苦笑し、首を 傾げる批評家の姿さえあった。  要するに、その説得力を前にしては、好き嫌いを超えて、もうケチのつけようがなかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......ような演奏中の表情も手伝ってのことだった。 この日も、楽曲の理解は透徹していて、思いがけない斬新な解釈が聴かれても、一瞬後には、なるほどねェ、と深く納得された。細部が全体を活気づけ、また全体が細部に於いて生き生きと精彩を放っていた。通人ほど退屈するアランフェス協奏曲の第三楽章でさえ、きびきびとした音符の筋肉の陰翳まで見えそうな躍動感で、誰が弾いてもなかなか立派に聞こえないこの難物も、こんなに良い曲だったろうかと、これ見よがしに苦笑し、首を傾げる批評家の姿さえあった。 要するに、その説得力を前にしては、好き嫌いを超えて、もうケチのつけようがなかった。 アンコールでは果たして、待ち構えていたかのように総立ちとなった。 皆がなんとかして自分の拍手の音を届かせようと、少し背を仰け反らせながら、できるだけ腕を前に突......
単語の意味
生彩・精彩(せいさい)
陰影・陰翳(いんえい)
精彩・生彩(せいさい)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
首・頸・頚(くび)
生彩・精彩・・・鮮やかな彩り。きれいなツヤ。生き生きと元気な感じ。活気ある様子。
陰影・陰翳・・・1.影のこと。日が当たっていない暗いところ。
2.1が転じて、具体的に説明されていない部分。味わうことで理解できる、変化や含み。ニュアンス。「陰影に富む文章」
精彩・生彩・・・1.美しい色どり。鮮やかなつや。輝く光。
2.生き生きと元気に溢れていること。活気に溢れている感じ。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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すばらしいの一語につきる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
見る者の足を止めずにはおかない見事なもので
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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