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(名前を思い出せない)彼女は苛々した。解けないクロスワードを相手にしているかのように。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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苛立つ・イライラ
忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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......感じる。そういえば、その産毛を誉めてくれた男がいたわ。その男の名前を思い出そうとした。そして、もらい慣れた誉め言葉の主を思い出すのは本当に難しいと悟るのだった。彼女は苛々した。解けないクロスワードを相手にしているかのように。 あそことあそこに名前が入れば、誰だか解るのに。彼女は、たまらなくなって電話を引き寄せた。 ティエンは、一番熟睡している時にかかって来る電話を憎んでいた。もちろ......
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(記憶障害)三十年前に自分が見つけた定理は覚えていても、昨日食べた夕食のメニューは覚えておりません。簡潔に申せば、頭の中に八十分のビデオテープが一本しかセットできない状態です。そこに重ね録りしてゆくと、以前の記憶はどんどん消えてゆきます。義弟の記憶は八十分しかもちません。きっちり、一時間と二十分です
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
「あんたのお父さん、腕のええ船頭やったそうやなあ」 喜一は黙っていた。父親のことは記憶にないようだった。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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口調に、怒りの色を感じ取った。
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 amazon
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へいぜい自分の使っている茶碗 でしきりに茶を飲む折田を見ると、そのたび彼は心が話からそれる。
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ざわめきが、ぱたりと潮騒を聞かなくなった後の空虚のように耳もとに残る
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