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六時を過ぎると街は 鈍色 の夜に変っていた。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:77% 作品を確認(amazon)
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夜
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前後の文章を含んだ引用
......トを引き寄せ、絵の具を混ぜ合わせたが、色のぐあいは相変わらず心にそうものではなかった。 ボンヤリと宙を見据えた。 三月の日照は日増しに長くなっていたが、それでも六時を過ぎると街は鈍色の夜に変っていた。 昨夜は気がつかなかったけれど新築のマンションはまだセメントの匂いもなまなましく、人の住む気配さえとぼしい。五階でエレベーターを降り階段を一つ昇った。六階は本来......
単語の意味
鈍色(にびいろ・にぶいろ)
鈍色・・・染め色の名前。昔、喪服に使った濃い灰色。薄墨色。
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とっぷりと暮れてゆく濃紺の夕方、薄暗い街灯の明かりと、その向こうに重なるように見えていた黄色い半月に気を取られて足を踏みはずした。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
太陽はもうよほど西に外 れて、十本ばかりの青いはんのきの木立の上に、少し青ざめてぎらぎら光ってかかりました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり
日が暮れ、焚火の火の赤さが増した。
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