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狭い石段を昇ると、まっすぐに夕陽が目を刺した。 ずいぶん長い間暗闇にいたのか、瀧くんの目にはひりひりと涙が滲む。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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まぶしい・まぶしさ
夕日・西日
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前後の文章を含んだ引用
......叩かれる。違う。これは水だ。水滴が、さっきから私の頰に落ちているのだ。上半身を起こして、私はようやく気づく。「……私、瀧くんになっとる!」と、思わず声が出る。 狭い石段を昇ると、まっすぐに夕陽が目を刺した。 ずいぶん長い間暗闇にいたのか、瀧くんの目にはひりひりと涙が滲む。昇りきったそこは、もしかしたらと思っていた通り、ご神体の山の上だった。 どうして、瀧くんがこんなところに? なんだかよく分からないまま、私は巨木の下を出て、窪地......
単語の意味
夕日・夕陽(ゆうひ)
暗闇(くらやみ)
夕日・夕陽・・・夕方の太陽。入り日(いりひ)。
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そこの小庭と軒先だけ日かげで、ひっそりしていた。
宮本百合子 / 伸子
管玉は病める蚕 のように曇っている。
横光利一 / 日輪
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西の空がかすかに赤かったが、それは街並に落ちるまでには至らなかった。光は、 暗澹 と横たわる大気を射抜く力も 失せ、逆にすべての光沢を 覆うかのように忍び降りては死んでいく。ときおり、狂ったような 閃光 が 錯綜 することはあっても、それはただ 甍 の雪や市電のレールをぎらつかせるだけで終わってしまう。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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