雲がしきりに飛んだ。そのうち洗ったような月が出た。
夏目 漱石 / それから 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
月
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霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
標識はまるで誰かが息でも吹きかけてくれたかのように、一瞬だけ切れた霧の中から現れた。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
凍ったような層の厚い靄が、いく手の道路を黝(くろ)ずんだ灰色に暈(ぼか)す
野上 弥生子 / 真知子 (1951年) amazon
長い時間霧を見ていた。そうしているとおしまいには、乳白色の水滴の一粒一粒が見えてくるようになった。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
絵の具のような灰色の霧が視界を閉ざす
加賀 乙彦 / フランドルの冬 amazon
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月の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
黴びたような色あいの半月が浮かんでいる。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
まるでついさっき灰の山をくぐり抜けてきたみたいに全体が不思議な白みを帯びていた
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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「雨・霧」カテゴリからランダム5
雨がシャワーのように機械的に連続して降る
大岡 昇平 / 野火 amazon
耳の中にまで雨水が流れ込んで気がするほど、雨の音が大きくなる
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
水が滝のようにどうどう落ちている
石川 達三 / 蒼氓 amazon
「空・中空」カテゴリからランダム5
青じろい雲がまるい環 になって後光のようにかかっている
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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