日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 地上・陸地 > 洞窟・ほら穴・トンネル

TOP > 暮らしの表現 > 乗り物 > 車が走る

車はトンネルの中に入ると、風を切る音が変わった

この表現が分類されたカテゴリ

洞窟・ほら穴・トンネル車が走る

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

洞窟・ほら穴・トンネルの表現・描写・類語（地上・陸地のカテゴリ）の一覧ランダム５

山の断層を突き抜けるトンネル

隧道へはいった一瞬間、汽車の走っている方向が逆になったような錯覚を感じながら

芥川龍之介 / 蜜柑関連カテ電車・汽車洞窟・ほら穴・トンネル

岩穴はまっすぐ立てないくらい狭くて

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ狭い・窮屈洞窟・ほら穴・トンネル

トンネルから光の輪が現れた。雪の帳とばりを突いてきたのは、たくましいＤＤ１５のラッセルだ。

浅田次郎 / 鉄道員（ぽっぽや）「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon関連カテ電車・汽車洞窟・ほら穴・トンネル

煌々としたオレンジ色の光をくるんだ長いトンネル

このカテゴリを全部見る

車が走るの表現・描写・類語（乗り物のカテゴリ）の一覧ランダム５

三保の松原を走らせた天の羽車のような静かさで、一台の車が通って行った。

田村俊子 / 木乃伊の口紅　amazon

車全体が唸（うな）る生きものになって、広いアスファルトの道は面前に逆立ち、今まで眼にとまっていた榕樹の中の草葺（くさぶ）きの家も、椰子林（やしりん）の中の足高の小屋も、樹を切り倒している馬来人（マレイじん）の一群も、総て緑の奔流に取り込められ、その飛沫（ひまつ）のように風が皮膚に痛い。大きな歯朶（しだ）や密竹で装われている丘がいくつか車の前に現れ、後に弾んで飛んで行く。マークの付いている石油タンクが乱れた列をなして、その後にじりじりと展転して行く。

岡本かの子 / 河明り関連カテ車が走る車窓からの風景

自動車の群れが、華やかな光の模様を描きながら縦横に往き交う

石坂洋次郎 / 丘は花ざかり　amazon

生ぬるい嵐の風を巻いて、青いポルシェが地下スロープに滑りこんできた。

浅田次郎 / 伽羅「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon関連カテ車が走る車が停まる・ブレーキをかける

申し分なく快適なドライブだった。僕らはカー・ラジオを大きな音でかけ、窓を開けっぱなしにし、海岸沿いのハイウェイを時速一二〇キロで飛ばした。あらゆる場所に光と潮風と花の香りが満ちていた。

村上春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下)　amazon

このカテゴリを全部見る

「地上・陸地」カテゴリからランダム５

扇状に広がった台地を一望におさめる展望台

向うの山々が鋭い剣のような姿をみせ

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon

田舎町はひょろ長いさ。都会も人間と同じことで、栄養不良なのは君達みたいに横幅がない。

佐々木邦 / ぐうたら道中記　amazon

雪どけで、道が餡（あん）このようにこねこねしている

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテぬかるみ・どろどろ雪解け

（駅のプラットホームから見た山あいの町）方向を異にするふたつの山なみが町の眼前で合流し、マッチの炎を風からまもるためにあわせられた手のひらのように町をすっぽりと包んでいた。細長いプラットフォームはそびえ立つ巨大な波にまさにつっこんでいこうとする貧弱なボートだった。

村上春樹「羊をめぐる冒険」に収録　amazon関連カテ山田舎（いなか）

「乗り物」カテゴリからランダム５

ゾッとするような急傾斜を、一本の鉄索をたよりに、岩に匍（は）い上がる甲虫（かぶとむし）のようにゆるゆる登っていくケーブルカー

石坂洋次郎 / 若い人上　amazon

勇しく疾（と）び駈ける馬に立ち騎（の）りでもしているように、しっかり、窓に向って両脚で突っ立って

宮本百合子 / 伸子

下り線は順調に流れている。上り線だけが悲劇的に渋滞している。

海沿いの道路をゆっくりと、人工衛星みたいに進んでゆく車のヘッドライト。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon

ジョリ、ジョリ、ジョリッと、ジャリの中にでも潜り込むような、嫌な音を立てて、列車はやっと停止した

山本有三 / 路傍の石　amazon

同じカテゴリの表現一覧

地上・陸地の表現の一覧　

乗り物の表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分