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帯を昆布 巻きのようにクルクル巻くと、それを枕のかわりにして
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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巻く
寝室・布団・ベッド
ベルト・帯(おび)
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前後の文章を含んだ引用
......フエーのお客でなくったって、いま時、物々交換でなくちゃ……この世の中はせち辛いのよ。」 「あんなところで働くのは、体より神経の方が先に参っちゃうわね。」 十子は、帯を昆布 巻きのようにクルクル巻くと、それを枕のかわりにして、私の裾に足を延ばして蒲団へもぐり込んで来た。「ああ極楽! 極楽!」すべすべと柔かい十子のふくらはぎに私の足がさわると、彼女は込み上げて来る子供の様な笑い声で、......
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巻くの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
はしからくるくるとのり巻きみたいに巻いて
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
信徒の体に役人たちが薦をまきはじめた。信徒は首だけ 蓑 から出た蓑虫のような姿になっていく。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
片端から蓆 でも巻くごとくぐるぐる畳む。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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寝室・布団・ベッドの表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
高下駄のような感じの黒い箱枕
林芙美子 / 新版 放浪記
貸蒲団らしい薄っぺらなのを、蓆(むしろ)でも扱うように舗道にじかにストンストンと落している。
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
ダブルベッドには、濃紺のベッドカバーが掛けられていた。まるで、誰も眠ったことなどないかのように、それには皺ひとつなかった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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ベルト・帯(おび)の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
京都の舞子の帯のようにだらりと結んだ、赤い反幅帯
川端 康成 / 掌の小説 amazon
手拭のように細いくたびれた帯
林芙美子 / 新版 放浪記
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「道具・家具」カテゴリからランダム5
岡本かの子 / 母子叙情
先を行く人の日傘がくるくると廻った。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
「服装・身なり」カテゴリからランダム5
横に大きく膨らんだリュックサック
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
清潔で身だしなみは良いが、おそらく服装なんぞに興味がないことを世界に示すためだろう、常に似たような服しか着ない。ツイードのジャケットに、白のオックスフォード綿のシャツか淡いグレーのポロシャツ、ネクタイはなし、グレーのズボン、スエードの靴、それがユニフォームのようなものだ。色と生地と柄の大きさがそれぞれわずかに異なるツイードの三つボタンジャケットが半ダースばかり、丁寧にブラシをかけられ、自宅のクローゼットに吊されている光景が目に浮かぶ。見分けをつけるために番号だって振られているかもしれない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
毛糸の首巻に顎を埋めて
梶井基次郎 / 雪後
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
猫のように物静かでありながら、猫のようにすべてを注意しているらしい彼の挙動
夏目 漱石 / 明暗 amazon
込み上げて来る子供の様な笑い声で、何時 までもおかしそうに笑っていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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