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真白に冴 えて、夕陽に瑩光 を放っている椰子林 の砂浜
岡本かの子 / 河明り ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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夕日・西日
海岸・砂浜・波打ち際
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前後の文章を含んだ引用
......けに向って、 「ちょっとその辺を散歩しましょう。お話もありますから」と云った。 私は娘の顔を見た。娘は「どうぞ」と会釈した。そこで私は男に連立って出た。雨後すぐに真白に冴 えて、夕陽に瑩光 を放っている椰子林 の砂浜に出た。 スコールは右手の西南に去って、市街の出岬の彼方の海に、まだいくらか暗沫 の影を残している。男はその方を指して「こっちはスマトラ」それからその反対の東南方......
単語の意味
冴える・冱える(さえる)
夕日・夕陽(ゆうひ)
夕日・夕陽・・・夕方の太陽。入り日(いりひ)。
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夕日・西日の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夕日の光が金色の矢のように大気を貫いて
日野 啓三 / 夢の島 amazon
太陽は桃色に変って落ち始めた。
横光利一 / 日輪
(夕日は、)黒い屋根屋根の上で、それは弾んでいるようにも見え、煮えたぎって音を立てているようにも感じられた。
永井 龍男 / 冬の日「一個・秋・その他 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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海岸・砂浜・波打ち際の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
水に浸されて銀のように光っている岸の草
長塚 節 / 土 amazon
(ハワイのビーチでウトウトして)汗が日焼けオイルと混ざり合って頬をつたい、耳元からぽとぽとと地面に落ちた。様々な種類の音が波のように寄せたり引いたりした。時々それに混じって自分の心臓の鼓動が聞こえた。僕の心臓もまた地球の巨大な営みの内の一つなんだという気がした。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
夏草の茂った中洲
梶井基次郎 / ある心の風景
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浅く走っていく水の小さな閃きが、魚の鱗のように重なり合う
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
海が脂の付いた灰色の金属のようにぼっと光る
笙野 頼子 / タイムスリップ・コンビナート amazon
川の水が土手より遥かに低く闇の底にしらしらと薄く光る
長塚 節 / 土 amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
空を見ると、氷柱 の枝に星があった
吉川英治 / 八寒道中
車を発進させました。灯りのともった家はありません。車のエンジン音もしんと漂う夜の空気に飲み込まれていくようです。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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