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(ピアノの)連弾が始まった。  音の粒がぱっと広がった。《…略…》黒い瞳からも、上気した頰からも、肩先に垂らした髪の先からも、生きるエネルギーが立ち上るようだった。そのエネルギーを指先で変換してピアノに注ぐ。それが音楽に生まれ変わる。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:19% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......業だった。「ちょっと弾いてみていいですか」「もちろんです」 由仁がピアノの前の椅子にすわった。和音もすわった。ああ、このための椅子二脚だったのだ、と思うまもなく連弾が始まった。 音の粒がぱっと広がった。くるくるくるっとした曲だった。何という曲なのか知らない。ふたごたちはいきいきとしていた。黒い瞳からも、上気した頰からも、肩先に垂らした髪の先からも、生きるエネルギーが立ち上るようだった。そのエネルギーを指先で変換してピアノに注ぐ。それが音楽に生まれ変わる。たしかに楽譜があって、そこに必要な音符が書かれているのだろうけれど、奏でられる音楽は完全にふたごたちのものだった。今ここで聴いている僕のためのものだった。「素晴......
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上気(じょうき)
肩先(かたさき)
指先(ゆびさき)
上気・・・頭に血が上ってぼーっとなること。のぼせること。のぼせて顔が赤くなること。
肩先・・・肩の先端。肩の、腕の付け根の部分。肩の上部。肩口(かたぐち・かたくち)。
指先・・・手や足の、指の先端。指の先っぽ。指頭(しとう)。指端(したん)。
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