TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夕方
TOP > 風景表現 > 店・施設 > 駅のホーム・駅の構内
気がつくとあたりは暮れきって、足元のコンクリートに蛍光灯の薄い影が落ちている。人々が歩いたり立ち止まったりしている向こう側のホームが、線路と薄闇を挟んではるか遠くにあるように見える。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:75% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夕方
駅のホーム・駅の構内
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......こと、一度ちゃんと考えてみてほしい。あなたの、その、同居人に、最近何かおかしな兆候がないかどうか、それとなく観察しておいて。次のときにきちんと聞かせてほしい」 気がつくとあたりは暮れきって、足元のコンクリートに蛍光灯の薄い影が落ちている。人々が歩いたり立ち止まったりしている向こう側のホームが、線路と薄闇を挟んではるか遠くにあるように見える。 こんなお岩みたいな顔で、水島に会わずにすんでよかった。無理にそう思う。 今にも次の電車が来れば、陣治が降りてくる可能性がある。どうしようかと迷ったが、とりあえ......
単語の意味
暮れる(くれる)
蛍光(けいこう)
暮れる・・・1.太陽が沈んで外が暗くなる。⇔明ける。
2.季節や年が終わる。「年が暮れる」
3.同じことの繰り返しや、同じ気持ちのままで時間を過ごす。「涙に暮れる」
昏れる・眩れる・暗れる・闇れる、とも書く。
2.季節や年が終わる。「年が暮れる」
3.同じことの繰り返しや、同じ気持ちのままで時間を過ごす。「涙に暮れる」
昏れる・眩れる・暗れる・闇れる、とも書く。
蛍光・・・1.蛍の光。ほたる火。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
ここに意味を表示
夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
部屋の中の家具に塗ってあるニスが濡れ色になって来て、銀色の金具は冷たく曇った。もうたそがれだ。
岡本かの子 / 巴里祭
夕焼けのほとぼりに映えた宵空が、切り紙細工のような屋根の黒さをくっきり浮き出している
永井 龍男 / コチャバンバ行き amazon
すでに日ざしは光を弱め、向うの角の食料品店の前には、夕刊を買う人の行列がならんでいた。
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
駅のホーム・駅の構内の表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ホームを降りると、九月の午後の熱気に混じって、タールや鉄がこすれる匂いが庄子の顔にぶつかってきた
高樹のぶ子 / その細き道(追い風) amazon
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
粒子の粗い夕闇が日光のぬくもりを吸い取り始めていた。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
引窓の隙が白くなった
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
「店・施設」カテゴリからランダム5
メリーゴーラウンドの台が浪を打って廻転する。
岡本かの子 / 巴里祭
船のような大きな賽銭箱(さいせんばこ)
永井荷風 / 歓楽 amazon
鮮やかな服を着て飛び回る少女のような明るさと新鮮さがあるホテル
高橋 三千綱 / 涙 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧
店・施設 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ