外出用のスニーカーが一歩歩くたび、きゅっきゅっと鳴り、その音が夜道に響いた。
滝口 悠生 / 死んでいない者 ページ位置:89% 作品を確認(amazon)
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足音・靴音
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前後の文章を含んだ引用
......に廊下をどしどし踏みならし、上着と帽子を取ってくると、ちょっと出てくる、と言って玄関を出ていく。 暗い庭から家の前の道に出て、畑の間を抜けて駅の方へ歩いていく。外出用のスニーカーが一歩歩くたび、きゅっきゅっと鳴り、その音が夜道に響いた。そこらじゅうで虫の声がして、遠く川の流れの音がする。数日前に雨が降ったから、まだ水量が多い。今夜は晴れていて、星が出ている。 途中はっちゃんの家を通るが、今日は......
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(ぶきみな家庭教師がやってくる)今まで聴いたことのない重々しい軋みが、廊下を近付いてきた。
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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まるで幾重にもかさねられたベールを抜けて届いてくる音のようにくすんで聞こえた。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
小石を拾うと森の中へ投げ込んだ。森は数枚の柏の葉から月光を払い落して呟 いた。
横光利一 / 日輪
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