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その夜は、不思議と長い夜だった。長くて、いくつもの断層に分かれ、しかしずっとひとつのトーンを持つ、印象的な夜だった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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時間を長く感じる・一瞬が長い
夜
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前後の文章を含んだ引用
......とだった。 私は少し前までOLをしていたが、上司とケンカしてクビになってしまい、とりあえずアルバイトをということで、行きつけの古びたバーで週に五日働いていた。 その夜は、不思議と長い夜だった。長くて、いくつもの断層に分かれ、しかしずっとひとつのトーンを持つ、印象的な夜だった。 私はバイトに遅刻しそうになり、夕方の街を店に向かってなりふりかまわず歩いていた。雨上がりの駅前は夜の水辺のようににじんだ光がちりばめられ、必死で歩く私はそのま......
単語の意味
トーン
トーン・・・1.色や音の微妙なぐあい。
2.全体から感じられるぐあいや雰囲気。
2.全体から感じられるぐあいや雰囲気。
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時間を長く感じる・一瞬が長いの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
いつまで 経っても時間は進行せず終わりのない夜が続いた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
早く結果が知りたい。一刻も早く名簿を調べたいのだが、彼の前には、乗車前と列車中と都合十六時間の長い時間が意地悪く拒んでいた。《…略…》焦燥と、睡眠の十六時間がようやくに経過した。緩慢な、もどかしい経過であった。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
一秒のうちに数分が過ぎ去った奇妙な感覚。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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街がいやいやながらけだろうそうに目覚める
マイ・シューヴァル / バルコニーの男 amazon
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まいっちゃうなあ、というふうに肩を軽くすくめる。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
水を浴びせられたようにゾッとしました。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
思ったよりもずっと混乱して、やることだけはいっぱいあって、毎日わけがわからないままころがるように過ぎちゃったんだ。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
ゲリラ豪雨のような勢い
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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老人はとつぜん、「ああ、ああ」と夜鳥のやうに大声を出して長い欠伸(あくび)をした。
丸谷 才一 / 横しぐれ amazon
ひっそりとした貝のような生活
三田 誠広 / 僕って何 amazon
糸を抜かれた蛾 よりも婆娑 とした姿
吉川英治 / 増長天王
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