胸の底から吐き出すように 溜息 を 洩らした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:89% 作品を確認(amazon)
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ため息・吐息
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前後の文章を含んだ引用
......微笑は頰と口との周りに作られていたが眼は笑っていなかった。「やがてパードレたちが運んだ切支丹は、その元から離れて得体の知れぬものとなっていこう」 そして筑後守は胸の底から吐き出すように溜息を洩らした。「日本とはこういう国だ。どうにもならぬ。なあ、パードレ」 奉行の溜息には真実、苦しげな諦めの声があった。 菓子を賜わり、礼を申しのべて通辞と退出をした。空は相変......
単語の意味
胸(むね)
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
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一番肺の底に残して置いたような溜息 をした。
岡本かの子 / 河明り
まっすぐ延ばせば月にだって届きそうなくらい長く深い溜め息
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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「胸に嫌悪感を覚える」の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸の底から吐き出すように 溜息 を 洩らした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
どうにもなるものではないという苦い諦めが胸に覆いかぶさってくる。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
胸の中が空っぽになるような深い溜め息が口からほとばしり出る
柴田 翔 / されどわれらが日々―(ロクタル管の話) amazon
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苦い薬を飲み干した時のような顔
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
たとえようのない虚脱感に襲われた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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深呼吸すると冷たい空気が喉につかえた。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
喉の渇いた獣のようにあえぎつづけて
芥川 竜之介 / 地獄変 amazon
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