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がらんとしているので声がよく響いた。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
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こだま・やまびこ・反響する
閑散・人気(ひとけ)がない
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前後の文章を含んだ引用
......いたのだが。 気づくと、うしろで雄一がぞうきんを手に床をふいてくれていた。そのことに、私はとても救われていた。「少し休んで、お茶にしましょう。」 と私は言った。がらんとしているので声がよく響いた。広く、とても広く感じた。「うん。」 と雄一が顔を上げた。人の家の、しかも引っ越す所の床を、そんなに汗かいてみがかなくても……と私は思った。とても彼らしい。「ここ......
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こだま・やまびこ・反響するの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ボールと泡立て器を取り出し、ホイップクリームを泡立てる。 その時のカシャカシャいう音は、ひっそりした売場に隅から隅まで響きわたるので、いつもわたしは恥ずかしい思いをする。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
「君の、名前は?」 その声は、こだまとなって夜の山に響く。虚空に繰り返し問いかけながら、すこしずつ小さくなっていく。 やがて、無音が降りてくる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
壁に反響するピアノの音色の強弱が、深い井戸に落ち込んでいるような澄んだものを胸に訴える
林 芙美子 / 晩菊・水仙・白鷺 amazon
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閑散・人気(ひとけ)がないの表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
吹き抜けの広々とした空間にちらほらとしかいない閲覧客が、館内の空気を外よりも寒々しく感じさせる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
かなり大きな乗換駅で、潮が引くように行楽帰りの家族連れが降りてゆき、蒸していた車内は涼しい風が吹き込むようにゆとりが出来た。
向田邦子 / 犬小屋「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
離れはひっそりとし、人の気配は伝わってこなかった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
夜、十二時の浅草はしめったオブラートより寂しい。
サトウハチロー / 浅草悲歌
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「音の響き」カテゴリからランダム5
山の流れが爽々と岩の間を流れてくるような、爽快な曲だった。
林 芙美子 / 林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 amazon
(雨は)板屋根にも単調でもの憂げな音をたてる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
靴底がコツコツと気持の良い音を立てていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
「人の印象」カテゴリからランダム5
青い顔で、罪人のようにうなだれる
源氏 鶏太 / 家庭の事情 (1963年) amazon
「一 働きをしてきた」そんな大様な態度
小林多喜二 / 蟹工船
その無技巧 の丸い眼と、特殊 の動作とから、《…略…》「まるで、金魚の蘭鋳 だ」 と笑った。
岡本かの子 / 金魚撩乱
「密度・集団」カテゴリからランダム5
こんもりと一ダースくらいの人だかり
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
あまり人通りの多い歩道橋ではないが、それでも五時すぎになると、短い間、人の流れが出来た。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
診察室はひっそりと人影がなく、隅から隅までゆっくり眺めることができた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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