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障子を挟んで、ヨキとの攻防が繰り広げられた。お互いに障子を開けよう、そうはさせまいとするもんだから、障子の枠がみしみしと音を立てている。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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軋み(きしみ)
扉(門・窓)の開閉
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前後の文章を含んだ引用
......ん、ここはひとつ、なあなあで頼みますわ」「あかんったら、あかん。おまえんとこには、もう手紙も配達したらん」 みきさんの父親は、どうやら郵便局で働いているようだ。障子を挟んで、ヨキとの攻防が繰り広げられた。お互いに障子を開けよう、そうはさせまいとするもんだから、障子の枠がみしみしと音を立てている。 しまいにヨキは、ポケットからなにかを取りだし、「どりゃあ!」と握った拳で障子紙を突き破った。「ほら、これでどうや」 突然の乱暴狼藉に、俺もびっくりしたが、障子......
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扉(門・窓)がひらく・閉じるの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
バタンと戸がしまるたかい音が聞えた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
からからから、と乾いた音がした。ひーちゃんが窓を開けたみたいだ。夜中のうちにこぼした愚痴を浄化してくれそうな風が、部屋中をこっそりと這う。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
カーテンと戸を開け放つ。待っていたように風が吹き込んでくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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電燈の光はそこまで届かなかったので、彼女はできるだけ暗い片隅にかくれるように小さく身をちぢめていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
表の光を透かして色鮮やかに浮かび上がる泰山木と大きな白い花
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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裸木の枝に裂かれる風の音だけが耳につく。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
永遠のありかたを静かに示しているように、波の音が単調に反覆を繰り返す
芝木 好子 / 女ひとり amazon
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