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(ききょうの花びらは朝日の底光りの比喩)東 の空 のききょうの花 びらはもういつかしぼんだように力 なくなり、朝 の白光 りがあらわれはじめました。星 が一つずつきえてゆきます。
宮沢賢治 / いちょうの実 ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
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夜明け
朝日・朝の光
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前後の文章を含んだ引用
......あたしなんにもいらないわ。」 「あたしもよ。今 までいろいろわがままばっかしいってゆるしてくださいね。」 「あら、あたしこそ。あたしこそだわ。ゆるしてちょうだい。」 東 の空 のききょうの花 びらはもういつかしぼんだように力 なくなり、朝 の白光 りがあらわれはじめました。星 が一つずつきえてゆきます。 木 のいちばんいちばん高 いところにいたふたりのいちょうの男 の子 がいいました。 「そら、もう明 るくなったぞ。うれしいなあ。ぼくはきっと黄金色 のお星 さまになるんだ......
単語の意味
底光り(そこびかり)
桔梗(ききょう)
朝日・旭(あさひ)
白光(はっこう)
底光り・・・奥深いところにあって、目だって表面に出てこない光。またはそう光って見えること。うわべだけの輝きではなく、そのものが持つ本質的な光。
桔梗・・・秋の七草のひとつ。日当たりのいい山野に生え、五つに割れた青紫色の花が咲く。
朝日・旭・・・朝に昇る大陽。日の出。旭日(あさひ・きょくじつ)。
白光・・・1.白い光。
2.昼間の太陽の光。
2.昼間の太陽の光。
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明かりの消えた部屋。お互いの体が明確に見てとれる時刻
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
窓の外だけが極彩色の世界に生まれ変わりつつある。それはつまり今日一日が生まれ落ちる濃い瞬間なのだった。遠くまで、朝の光で海がかすかに照らされている。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
バラの花びらをすかしてみるような夜あけの光
庄野 英二 / 星の牧場 amazon
あまりにもきれいな東京の夜明け。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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朝日・朝の光の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
空は濃青に澄 み澱んで、小鳥は陽の光を水飴のように翼 や背中に粘 らしている朝があった。
岡本かの子 / 金魚撩乱
時刻は午前十時を回り、海に洗濯された太陽も、徐々に使い古されて黄ばんでゆく。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
日が暮れ、焚火の火の赤さが増した。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
(夕日は、)黒い屋根屋根の上で、それは弾んでいるようにも見え、煮えたぎって音を立てているようにも感じられた。
永井 龍男 / 冬の日「一個・秋・その他 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
店々の灯もあらかた消えた舗道には、野良猫が群れていた。
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
窓のむこうを夕陽が落ちかかっています。それはあの大連の満鉄病院でわたしが病室からよく眺めたものとそっくりに大きく赤く燃えていました。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
(美術館では)高い天井から差し込む光が足元に十字架のような模様を作っている
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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