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(夜、戸を蹴破ると銀世界)眼を射 るような白夜の光が、さッと、室内へ冷たい空気をふきこんだ。
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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室内に差し込む光
雪景色・銀世界
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前後の文章を含んだ引用
......どのことがあろう」 長押 の槍へ、手をのばす者、日ごろ、稽古 をしていた、半弓の弦 を鳴らす者――。 「丈八郎! 俺と一緒に働け」 一角は、一枚の雪戸を蹴ってさけんだ。眼を射 るような白夜の光が、さッと、室内へ冷たい空気をふきこんだ。 裏門、表門。――室内へ、庭口へ。 烏のような人数が、どっと、なだれ込んだ。誰が将、誰が某 とも、わかたない。 付人 側の十一人、鳥居与右衛門、須藤与一、左右田 孫......
単語の意味
白夜(びゃくや・はくや)
白夜・・・太陽が沈まない現象。もしくは沈んでも長時間にわたり薄明るい状態が続く現象。そういう夜。北極や南極に近い地域で、夏至および冬至のころ見られる。 ⇔ 極夜(きょくや)。
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室内に差し込む光の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
曇りガラスの格子戸越しに、月の光があった。
向田邦子 / りんごの皮「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
(朝日にさらされた犬の置物)光とほこりの 匂いの中で犬は、まるで雪景色の中にいるように清らかに見えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
椅子に腰掛けた。庭から差し込んでくる朝日が、テーブルの下にまで届いて、三人のスリッパの影が床に映っていた。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
窓は、何も遮 るものが無いので、青い青い朝の空の光りが、程近い浪の音と一所に、洪水のように眩 しく流れ込んでいる。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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雪景色・銀世界の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
じさまもばさまも餓鬼(女の子)も野郎っ子(男の子)も狩り出され、降りしきる雪の中で墨絵のように動きまわっている。
森 敦 / 月山「月山・鳥海山 (文春文庫 も 2-1)」に収録 amazon
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「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
越前の荒海と逆巻く牡丹雪
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
雪にさからって歩いている。
林芙美子 / 新版 放浪記
「室内のようす」カテゴリからランダム5
ちょっと活動小屋のようなケバケバしい部屋
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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曇りガラスの格子戸越しに、月の光があった。
向田邦子 / りんごの皮「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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