草木のざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
藻や太藺 が風の狼藉の跡に踏みしだかれていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱
庭の樹木が夕暮近くの風に葉をさらさらとすりあわせていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
曲りくねった一株の松が、こうこうと夜風に鳴る音だけ
芥川龍之介 / 杜子春
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
(中学のころに聞いたビーチボーイズ)何というか、特別な音だった。親密でスイートな音だ。いつも太陽が輝いていて、海の香りがして、となりに綺麗な女の子が寝転んでいるような音だ。唄を聴いているとそういう世界が本当に存在しているような気持ちになった。いつまでもみんなが若く、いつまでも何もかもが輝いているようなそういう神話的世界だよ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
頭上でさわさわと桜が鳴いた。あたしの一人勝手なおしゃべりや思いつきを笑っているようにもおもしろがっているようにも聞こえる。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
赤い血のような豆菊や、白い夢のようなコスモスや、紅と黄色の奇妙な内臓の形をした鶏頭 が咲き乱れている
夢野久作 / ドグラ・マグラ
寒国育ちの犬の首っ毛のように、ふかふかした枯草
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
猛禽(もうきん)の爪に似た棘のあるいばらが生い茂る
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
植物 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ