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(小布団の敷かれていない電話機)じかに置くと、ベルが鳴ったとき耳障りながさつな音を立てる
向田邦子 / 花の名前「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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電話の音・電話が鳴る・着信
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前後の文章を含んだ引用
......話機の下に敷いたとき、「なんだ、これは」 と言ったのは、夫の松男である。「おれは座布団なしで育ったんだぞ」 機械の分際で生意気だといわんばかりの口振りだった。 じかに置くと、ベルが鳴ったとき耳障りながさつな音を立てるからと口がすべりそうになって、常子は危ういところで言葉を呑み込んだ。夫の前で、無神経とがさつは、まだ禁句である。 この冬、常子は始めて足腰が冷えるということが判......
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耳障り(みみざわり)
耳障り・・・聞いて気に障(さわ)ること。聞いていて、不快に思ったり、うるさく感じたりすること。また、そのさま。「障り」は、感情を害するさま。

なお、不快でない音を聞いた場合は、「耳触り(みみざわり)」と表記するのが一般的。
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答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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受話器にじっと耳をあてていた。耳が受話器にはりついてとれなくなってしまうんじゃないかという気がするくらいしっかりとだ。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(電話でため息)耳には聞こえないが、細く息を吐くような気配が届く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテため息・吐息電話で話す
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