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(ピアノの調律)最初はただの音だったのに、板鳥さんが調律し直した途端に、艶が出る。鮮やかに伸びる。ぽつん、ぽつん、と単発だった音が、走って、からまって、音色になる。ピアノって、こんな音を出すんだったっけ。葉っぱから木へ、木から森へ、山へ。今にも音色になって、音楽になっていく、その様子が目に見えるようだった。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......吹いて。 ぼやけていた眺めの一点に、ぴっと焦点が合う。山に生えている一本の木、その木を覆う緑の葉、それがさわさわと揺れるようすまで見えた気がした。 今もそうだ。最初はただの音だったのに、板鳥さんが調律し直した途端に、艶が出る。鮮やかに伸びる。ぽつん、ぽつん、と単発だった音が、走って、からまって、音色になる。ピアノって、こんな音を出すんだったっけ。葉っぱから木へ、木から森へ、山へ。今にも音色になって、音楽になっていく、その様子が目に見えるようだった。 自分が迷子で、神様を求めてさまよっていたのだとわかる。迷子だったことにも気づかなかった。神様というのか、目印というのか。この音を求めていたのだ、と思う。この音......
単語の意味
艶(つや)
・・・1.物の表面に感じられる、なめらかで、美しく光る印象。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
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