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(じっと座っている)老人は置物のように尚 皆 の方へ背を向けたままでいた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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じっとする・動かないでいる
座り姿勢
老人
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前後の文章を含んだ引用
......なに雄は居ないのだが、どこかで子種を貰って来たよ」「一里四方人家のない所で、どこから貰って来たかな」「二日程いなくなったが、○○あたりまで行ったかも知れない」 老人は置物のように尚皆の方へ背を向けたままでいた。二疋の仔猫は俵の上で上になり下になりふざけていたが、そのうち誤って一疋が俵から下へ落ちた。落ちた仔猫は急に興ざめのしたキョトンとした様子で哀れっぽい声で二タ声三......
単語の意味
背(せ)
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大きな 川 蟹 が石のように 凝然 としている
志賀 直哉 / 城の崎にて「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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一つの置物のように端然と坐って
室生 犀星 / 性に眼覚める頃 amazon
二重に折っていたような腰を立てて
有島武郎 / 或る女
今まで堅くしていたひざをくずしてあぐらをかいた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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腰のしゃんとしたみすぼらしい老婆
林芙美子 / 新版 放浪記
薄くまばらになった髪、しみだらけの皮膚、落ちくぼんだ眼窩--そこには容赦なく通り過ぎていった時間の侵食が、川に削りとられた谷間の荒涼たる崖の肌のように痛ましい痕を刻みつけている
日野 啓三 / 抱擁 amazon
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椅子に大きく股 を開いて、腰をかけていた。
小林多喜二 / 蟹工船
冷たくなっている部分を探すように、愛子はぺたんこの布団の上をごろごろと転がる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
男は陸に打ち上げられた大きな水生動物のように、ゆっくりと仰向けになった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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棍棒を玩具のようにグルグル廻しながら
小林多喜二 / 蟹工船
声を立てないのは、死んでいるのではなく、強く首の根を締めあげられているからで
吉川英治 / 八寒道中
しゃくりあげる自分の声しか聞こえない時間がしばらく過ぎて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
赤ひげの少しある口を、咽 まで見えるほど、あけて笑いながら
芥川龍之介 / 偸盗
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