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貫井と妻は 番 の小鳥のように抱き合って眠った。
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:50% 作品を確認(amazon)
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抱擁・抱き合う・抱きしめる
眠っている姿
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前後の文章を含んだ引用
......そんなにムキになるのか、わかってたの。だって、私のこと叱りつけたの、初めてだったでしょ。あとにも先にも、あの一度だけ――ごめんなさい、もう泣かないで」 その夜、貫井と妻は番の小鳥のように抱き合って眠った。 久美子のくちづけは二十年前の初めての夜と同じように、硬く、不器用だった。4 角筈という地名がなくなってしまったように、淀橋、柏木、十二社といった新宿界隈の古い......
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抱擁・抱き合う・抱きしめるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
寝床にはいった。葉子は事務長の広い胸に巣食うように丸まって少し震えていた。
有島武郎 / 或る女
私は 馳 け寄り、その睦子を抱いた。 溺 れるもののように、睦子は私にしがみつき、小さく声を震わせて泣いた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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眠っている姿の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
前後不覚に寝ている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
梶井基次郎 / ある心の風景
眠ってしまった。片手をソファの外へぶらりと垂らしたまま。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
寝息が響いて、いびきも、歯ぎしりも。でもみんなすうすうと寝ている。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
作り付けの人形ではあるまいかと思われるくらい清らかな寝姿
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
私はふっと塩っぱい涙がこぼれて来た。
林芙美子 / 新版 放浪記
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
片方のまぶたから白目が薄くのぞいている。こけた頬に暗い液体のような陰が溜まって、鼾をかいていなければ、さっき蹴り飛ばした当たり所が悪くて死んでしまったと思ったかもしれない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
目を閉じた次の瞬間にはもう眠っていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
窓の外から波止めで砕ける波の音が聞こえた。夜になると波の音は高くなる。波の音は夜通し聞こえ、小さなベッドで眠る祐一のからだを浸していく。 そんなとき、祐一は波打ち際の流木のような気持ちになる。波に攫われそうで攫われず、砂浜に打ち上げられそうで打ち上げられない。いつまでもいつまでも、流木は砂の上を転がされ続ける。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
駱駝 のように壁に 靠れて眠りこけました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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